2007-01-01から1年間の記事一覧

今日は大晦日です。 大晦日も新年も、同じようなスケジュールで過ごしておりますが、やはり気持ちが新たになります。 失敗、未熟さ、過ち、至らなさ、後悔・・・そんな思いを抱えてこの一年を過ごしました。 しかし、人間はまた新しい気持ちやりなおすことが…

「ペリグリーズ」に友達の知り合いが出演するらしい。 というわけで今日は「ペリクリーズ」。 これは正直、どういうふうに書けばいいのだろう、と悩む作品だ。 「一冊でわかるシェイクスピア作品ガイド37」によるとシェイクスピアの「ロマンス劇」の最初の…

ヘンリー六世 第二部〜巻き込まれる平民たち〜

今日は「ヘンリー六世 第二部」を読む。 これは解説によれば「王妃マーガレットのイギリス到着(1445年)から、(薔薇戦争の)緒戦のセント・オールバンズの戦い(1455年)でヨーク側が勝利を収めるまでの10年間が描かれている」とのこと。 ヘンリ…

「十二夜」〜間(あわい)の魅力〜

今日はと言いたいところですが、昨日はクリスマスだったので今日は「十二夜」です。 クリスマスから数えて十二日目の夜を十二夜と呼ぶそうです。(1月6日) 女王エリザベスが1601年に宴を催し、そのためにシェイクスピアに要請して書かせたものとのこ…

ヘンリー六世第一部〜体温ある歴史〜

今日は「ヘンリー六世第一部」を読む。 歴史に題材を借りた史劇というジャンルのものということだ。 学生の頃、世界史は得意だった。 しかし、それはただ言葉や年号を暗記すれば良かったからにすぎない。 とにかく膨大な量の言葉や記号をひたすら丸暗記し、…

今日読んだ作品は「じゃじゃ馬ならし」。 この作品、ペトルーチオが、食べさせない、眠らせない、といったいささか強引すぎる方法でじゃじゃ馬キャタリーナを従順な妻にするという筋書き。 男が力づくで女を従わすというフェミニストの目の敵になるような物…

週に一度の研究センターも冬休みに突入した。 冬休みの間はシェイクスピアの作品をできるだけ読み直そうと決めた。 第一弾は「から騒ぎ」。 なぜこの作品を手に取ったか、というと次回公演の候補作のひとつであるということ。 映画の印象も濃く、まずはとっ…

勝利は自分だけのものではない

[rakuten:book:12115290:detail] 「自分が受け取り続けたバトン、夢や嫉妬や羨望でまみれたバトンを、彼は間違いなくぼくの手に渡した。(中略)ぼくの勝利はぼくだけのものではない」 自転車ロードレースを舞台に描かれたこの小説に激しく魅せられた。 この…

今日は劇団の研究センターのレッスン。 午前中は菊地先生、 毎度のことだが、日常をいかに演劇的に過ごすか、ということを話し合う。 肉体的なレッスンもさることながら、本を読む、芝居を観る、散歩をすることだってその気になれば全部芝居につながる。 日…

アグレッシブに芝居を観よう

今日は阪口さんと西条さんと3人デート。 そこで話したことは、このまじめなASCメンバーブログではあまりにもあんまりなので秘密です。 どこか別のところに書いてあります。 女3人なんてろくな話になりませんことよ。 見つかるかな。 阪口姉さんは年100…

昨日は菊地先生のレッスンのみの研究センター。 「タイタス・アンドロニカス」が終わって初めての研究センターだった。 毎回、公演の後の研究センターは公演の総括と今後どうしていこうかと話し合う。 普段だと、「今回の公演はとても楽しかった」などと研究…

熱い会議、絶対パイが食べたくなる映画

今日は代表のブログにもあるように「STOP!解体工事!住民の集い」に参加。 http://d.hatena.ne.jp/ayanogi/20071205/p1 詳しくは「本気で臨海部の未来を考える会」のページを見ていただきたい。 http://www.owat.net/rinkaibu-mirai/ 会場は9割が年配…

ケーキ!、ケーキ!!、ケーキ!!!

今日は不思議な日だった。 朝ごはんにもらい物のケーキ(アップルパイ)を食べる。 アルバイト先で、ケーキ(チーズケーキ)をもらう。 会った人にケーキ(シフォンケーキ)をおごってもらえる。 ケーキづくし!! もちろん、ケーキは大好きだ。 好きだと思…

脂肪の塊

先日からアルバイト先でクロテッドクリームなるものを使ったサンドイッチやデザートを出している。 日本ではあまりなじみがないものだと思うが、イギリスでスコーンにつける時によく使用されるものらしい。 なんだかおしゃれな食品だ。 ここで百科事典を引用…

でぶはそんなに卑しいのか

先日「ヘアスプレー」というミュージカル映画を観る。 太っちょの女の子が世界を変えようとする物語。 60年代のアメリカ。いまだ、黒人差別の根強いアメリカの地域で、持ち前の明るさとダンスで主人公の少女は「違いを認める」ことを主張。 黒人と白人が一…

病気になることで逃げる

http://d.hatena.ne.jp/satomiishizuka/20071129/p1#tb 石塚さんのブログにあるように、今回のまあ、主に私の書く(もっとも更新していたので)「タイタス・アンドロニカス」のメイキング・ブログはお客様が「きづらい」印象を与えてしまうという懸念はあり…

出会いがいっぱい(ハート)

風邪が流行っている。 先日行った近所の定食屋さん(行列ができるほど流行っているがあまり体裁は構わないところだ)では、レジ近くにずらりと風邪薬が並んでいるのを発見。 痛々しい。 コンビニの店員さんもマスクをしながら接客。 痛々しい。 かくいう私も…

しゃべれどもしゃべれども

しゃべれどもしゃべれども (新潮文庫)作者: 佐藤多佳子出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2000/05/30メディア: 文庫購入: 4人 クリック: 60回この商品を含むブログ (296件) を見る この本は「タイタス・アンドロニカス」の稽古中、随分励みになった本だ。 主人…

誰も望まない方向

「タイタス・アンドロニカス」が終わった。 日記の題名も元に戻した。 町はすっかりクリスマスモード一色だ。 アルバイト先に行くと24、25日が壊滅的に人がいないという掲示がある。 私は「オールフリー」と予定を出した。 風邪を治すかマッサージに行く…

「タイタス・アンドロニカス」無事千秋楽を迎えました。 観に来てくださったお客様、また、来ようと思ったけれど来られなかった方々も含めて本当にありがとうございました。 遠方ゆえ、行きたいけど行けない、次回は是非、とおっしゃってくださる方も多く残…

劇中で私はピアノを弾かせていただいている。 ピアノという楽器は一日弾かないと三日分、下手になる。 一日弾かないだけで、薬指と小指の筋力が明らかに衰えているのが分かる。 しかし、なかなか仕込みなどで本番前の日程にピアノを弾くのはとても難しい。 …

昨日は劇場である川崎ファクトリーに泊まった。 夜中に一人で、24時間開いているお店へ劇中食料の買出しへ。 川崎の星はきれいだった。 あまりにも美しくあまりにも哀しい。 今だけは芝居のことを忘れよう。 何か心が浮き立つことを考えるのだ。 星空を見…

「タイタス・アンドロニカス」の上演が始まって以来、私の指は赤い。 そうなんです。 あの不気味な料理の数々を作っているのは私と勝木さんです。 今日は血の濃さをスプーンでとろとろとやりながら見ていたら、タイタス役の菊地さんに「あやしいねえ」と言わ…

ようやく、半分公演を終えた。 ようやく、スタッフ作業も落ち着きスムーズに動けるようになってきた。 裏で、ドアの介錯などが滞りなくさっと行われている様子が気持ちいい。 最初はぎこちなかった集団も、それぞれがそれぞれの部署で自分の役割をしっかり果…

「タイタス・アンドロニカス」の劇中で私はピアノを弾いている。 ありがたいことだが、私はピアノがとても下手だ。 ただ、ちょっと楽譜が読めて音が取れて弾けるという程度だ。 技術がない。 心が出せない。 弾きたい音が出ない。 世の中には、もっとうまい…

「タイタス・アンドロニカス」の本番が続いている。 それにしても、どこの世界でも新弟子修行というのはこれほど厳しいものなのだろうか。 なるほど、大相撲は相当厳しそうであるが。 朝はみんなの集合時間よりも2時間前に行き、舞台で使う料理の準備。 集…

「タイタス・アンドロニカス」昨日、初日が開けました。 観に来てくださった方、本当にありがとうございます。 直前まで、みんな準備に忙しく大変です。 「誰か手があいている人いない?」と叫んでも誰も返事をしないような状態です。 気がついたら今日も私…

明日がいよいよ初日です。 なんかこの時期もうばたばたして休憩中はあれをやらなければ、これをやらなければと考えてもういっぱいいっぱい。 気がついたらただうろうろしているだけの人で、アーロン、マーカス役の戸谷さんに「あんた出たり入ったりしてるけ…

はあ・・・もうくたくたです。 昨夜は劇場で徹夜でサターナイナス皇帝の衣装の装飾を作っていたのですが、なんと縦横間違って縫い付けてしまいました。 それでもなんとかなるかと、昼間からの場当たりまでずっと苦心惨憺していたのですが結局ボツに・・・ 何…

「凶」なんかに負けない

昨日は稽古が休み、公演関係の買い物で浅草へ。 せっかくだから浅草寺へお参りに。 おみくじを引くと当たり前のように「凶」が出る。 だいぶ前もそんなネタを書いた気がする。 前も浅草寺で凶を出した。 そういえば、最近コンタクトレンズを失くしたり、家の…