はあ・・・もうくたくたです。
 昨夜は劇場で徹夜でサターナイナス皇帝の衣装の装飾を作っていたのですが、なんと縦横間違って縫い付けてしまいました。
 それでもなんとかなるかと、昼間からの場当たりまでずっと苦心惨憺していたのですが結局ボツに・・・
 何をやっているのでしょうか。

 誰かにほめられたくてやっているわけではない。
 いい芝居が作りたいだけだ。
 それでも、どんなに労力を尽くしてもなんだかできない人間に思われてしまうのはとても寂しいことだ。
 なんてぐちってしまったけど、まあ、ぐじぐじした気分では芝居は作れないしな。
 ただ、今まで衣装の徹夜作業は家で一人でやっていた。
 ラジオ深夜便はお友達だった。
 今回は劇場がそのまま作業に使えるのはうれしい。
 客演でミシンの使える松本君と作業。
 また、別の作業を他のところでもやっていて一人ではないのが良かった。
 皇帝が乳母のために針に糸を通しておられる姿を見られるのも面白い。
 
 今日は場当たり、明かり合わせ。
 ASCの照明はとても好きだ。
 硬質で大胆、それでいてとても暖かい。
 今回も阿部康子さんが作ってくださる。
 ああ、なのに・・・別の作業を引き受けてしまったためにほとんど見られなかった・・・
 場当たり独特のぴりぴりした堅い空気に空気に飲まれてしまった。
 いい芝居にしたい思いは、誰にも負けないはずなのに。
 あああ・・・
 ため息は幸せが逃げてしまう・・・
 明日も朝が早い。
 そして、あさってはもう本番ではないか!
 やるぞ。