ハムレット

 8月20日、鳥取まで「ハムレット」を観にいきました。
 あやのぎ塾の日野さん、秋山さん、真鍋さんも出演し、合宿で知り合った高校生たちも参加している「ハムレット」。
 これは、遠くても観にいかねばと思いました。


 日帰りで行くため、地元の京都から出発しました。
 それでも、片道4時間かかりました。
 15時公演で終電が17時40分。
 ほぼ行って帰るだけでした。
 
 
 冷静な感想は書けません。
 これだけ知っている人ばかりの出演だと母のような気分です。
 特に心配だったのが、合宿の頃でもまだ台詞があやしいという噂があった秋山さん。
 主役のハムレットをどう演じるのかと、息をつめて観ておりました。
 しかし、冒頭、出演者全員の間を台詞を言いながら練り歩くハムレットがかっこいい!
 終始、かっこいいハムレット炸裂で、安心して観てられました。

 
 これをなんと真鍋さんが演出されたとのこと。
 ろうそくを使ったかっこいい演出、集団のフォームを使った演技、仮面を使った亡霊の演出等々これもかっこよさ炸裂です。
 時折、ギャグも交えた舞台で、特に高校生たちが「ハムレット」を楽しんでいることが伝わってきました。
 それにしても、ダンスではじまり、ダンスで終わるとは・・・
 こんな楽しげにダンスを踊るハムレットはなかなかないのでは、と思います。
 若さ爆発で良かったです。
 もちろん、日野さんがしっかりしめるべきところをしめてました。

 
 
 終演後、合宿のレッスンのとき、一緒に道化の墓堀りをやった高校生の阿部さんが笑顔で握手をしてきてくれてうれしかったです。
 私も少しは鳥取の高校生との交流に貢献できたのでしょうか。

 
 余計な装飾など不要といわんばかりの、シンプルな黒い衣装と白い段差だけを使った実にシンプルな舞台。
 それでも、たくさんの想像力をかきたてられた舞台になっていました。
 
 
 電車は辛かったけど、観にいって良かったです。
 ありがとうございました。