修復可能な失敗なのか?!

 今日歯医者に行った。
 こんなことを書くのは非常に恥ずかしいが、「ヴェニスの商人」の本番前に私は道で転び、顔からこけて前歯が欠けてしまったのだ。
 自己管理能力のなさや運動神経のなさを自ら暴露するようなものであるが・・・
 
 前歯は何とか抜かずにすむように治療したい、と歯医者さんはおっしゃっていた。
 でも、非常にきわどいところにあるらしい。

 しかし、今回、歯医者に行ったことで、奥歯に結構とんでもない虫歯があることが分かった。
 歯医者さんによると「前の歯医者にいいかげんな治療をされたためにこんなことになっている」と言って怒っておられた。
 でも、確かその前の歯医者さんにも同じことを言われた気がする。
 もはや、何を信じていいのか分からない。
 このままだと総入れ歯になりますよ、と警告される。

 
 今だと間に合うのだろうか。
 何とか修復可能なうちに歯を良くしたい。

 
 小さい頃から虫歯とお友達だった。
 お馬鹿な子供だったので、チューブ状のチョコレートを歯磨き代わりに使っていた。
 小さいお子さんを持つ親御さん。そんな子供は殴ってでも止めてください。
 取り返しのつかないことになりますよ。


 歯医者のあの中世の拷問器具のような道具はなんとかならないものだろうか。
 それにあの黒板をひっかいたときのような嫌な音。
 モニターにはディズニーのかわいらしい画像が流れていたが、あんなものでは癒されない。
 全身麻酔しないと治療できない人もいるらしい。
 分かるような気がする。


 それでも、何かを修復しようとしているという心持ちがもてるので、歯医者に行った後は割りと清清しい。
 でも、しばらく何も食べられないのだと知り、すぐにぎゃふんとなる。ダイエット、ダイエット!
 将来のためにも徹底的に治療しようと思います。