ヴェニスの商人が終わった
「ヴェニスの商人」大入り満員、大好評のうちに千秋楽を迎えました。
ありがとうございます。
アンケートの回収率も素晴らしく、集めているだけで感動します。
昨日は朝まで打ち上げでした。
様々な人と語りました。
まず、全公演受付を手伝ってくれた米田さんと、受付打ち上げ。
正直、こんな大変な受付は初めてでした。
予想外にお客様がたくさんいらっしゃり、お客様が途切れたときにやる処理がなかなかできなかったりもしました。
がざびいの受付から劇場までの階段を毎日何十回と往復しました。
(2キロやせました)
毎日、二人で話し合い、「明日はこうしよう」と改善していきました。
大変でしたが、本当にやりがいがありました。
米田さんは前に私が行っていた養成所からの友達です。
こんな大変なことを、進んで手伝ってくれる友達がいることが幸せです。
そして、いろいろな小道具を作ってくれた、バッサーニオの浜野君と小道具打ち上げ。
互いに小道具の苦労や醍醐味を語り合いました。
「ヴェニスの商人」の三つの箱とその中身、途中登場する書簡は彼の力作です。
箱は途中でポーシャが投げたり蹴ったりするのですが、万が一壊しても替えがありません。
しかし、浜野君は「ここの部分を蹴るから、テープでしっかり補強する」など様々な工夫をして作り上げたそうです。
箱が無事に、最後までもったのは浜野君の努力の賜物です。
沢海さん、戸谷さん、福岡さん、谷畑さん、後藤さんとは艶話打ち上げ?!
今回のキャストメンバーの中での大西チョイスのベスト3を大発表!!!(中身は内緒です)。
素敵な男性出演者(もちろん女性も)に囲まれて毎日どきどきでした。
特に沢海さんは本当にかっこいい女性でした。
私が男なら・・・
と思ったら、沢海さんは会の途中に彼氏が迎えに来られたらしく、帰ってしまわれました。
あっという間に失恋です。
また、グラシアーノー役の谷畑さんとは、演劇界の天下を取るべく熱いトーク。
「絶対にやめないで、お互いにがんばろうな」と谷畑さんの言葉。
そうだ!やめたら今までやってきたことがゼロになる!
あらためて芝居をやっていく決意を固めることができた、トークになりました。
そして、藤田さんに、個性派俳優への道を教わるべく弟子入り修行。
実は、私は今回、藤田さんの演じたアラゴン大公が一番やりたかったのです。
ASC第48回公演「ヴェニスの商人」(未定)では是非ともキャスティングされるよう、訓練。
チョコレートやしょうゆの瓶を使い、いかに多くのボケを考えるか特訓です。
ボケができないと、水が飲めません。
個性は俳優への道は厳しく辛いものです。
本当に素敵な出演者に囲まれて幸せでした。
明日の昼は、なんと私の地元の京都から観に来てくれた大学時代の後輩3人に会います。
約10年ぶりの再会です。
皆、結婚もせず、彼氏もいない(推定)、容貌もほとんど変わっていませんでした。
やはり、類は友を呼ぶ・・・
「ヴェニスの商人」は思いがけない再会をもたらしてくれました。
夕方は出演者の若手と倉庫整理とまたまた飲み会です。
公演が終わっても残務処理がたくさん残っているので、すぐに休養というわけにはいきません。
休む間もなく、あっという間にいつもの日常が始まってしまいますが、昨日とは違う明日が待っています。
なぜなら、素敵なメンバーと「ヴェニスの商人」に出演できたのだから。