打ちの目にされる
今日の稽古はベテラン陣に圧倒された。
後藤敦さんと藤田三三三さん。
結構、コメディ色の強い楽しい場面だ。
台本も全部知っているのに、見ているキャストも終始笑いっぱなし。
何度見ても面白い。
後藤さんは自前の派手な衣装も着込み、ここまでやるか!というくらいの迫力。
藤田さんは「変化球は得意」と、実に楽しんでいらっしゃった。
お客さんも、いろいろな意味で巻き込まれるかもしれません。
「笑い」をちゃんとやりたい、と思っている私にとってあこがれの芝居だ。
私も、朝は走ってテンションをあげて、自分の出番に備えたが完全に負けた。
しっかりとついて行きたい。
- 作者: 河原和音
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何しろ、主人公の女の子がものすごくがんばってるのだ。
お前もサボってるなよ、と言われてる感じだ。
地味で、靴ばかり見て歩いてる女の子が、超名門の厳格な吹奏楽部に入部。
初心者などお呼びでないようなクラブに、トランペットへの強い思いと憧れの一心でひたすらくらいつく主人公。
顧問の先生には突き放され、上手な子には「レベルが下がるからやめて」と言われるが、「今日できることを今日やろう」と地味な基礎訓練をがんばり続ける主人公。
それでも、吹奏楽部のあまりのレベルの高さにあきらめようとした主人公に、仲良くなった野球部の少年が言う。
「自分じゃなくても他の誰かが信じることでも結果は出るんだって」
俺は君はやれると信じている、と。
何でも教育心理学では「他者に対する期待、願望が現実になること」をピグマリオン効果と言うらしい。
ピグマリオン効果!すごくいい。
こんなことがある人間の心理ってなんかいい。
「信じてるからがんばれ」と私自身に言われてる気がして、なんだか泣きそうになった。