妖精たちの才能

ディズニー映画「ティンカー・ベル」を観る。
 妖精には生まれたときから、それぞれ「才能」が与えられ、それに添って働く。
 光をふりまいたり、しずくを蜘蛛の巣につけたりと、その仕事は様々。
 主人公のティンクは自分に与えられた「ものづくり」の才能が地味でつまらないと感じ、他の才能を持った妖精に仕事を教わるがうまくいかない。
 それどころか、多大な迷惑をかけてしまう。
 しかし、自分の持っている才能に誇りを持つことを知った瞬間、誰も見たことがないような素晴らしい能力を発揮する。

 
 自分の才能が生まれたときからわかるなんてうらやましい。
 しかし、人間みんながみんなそれに準じて、与えられた能力どおりのことをやるのもつまらないものかもしれない。
 きっと、ああだ、こうだと迷いながら進んでいるからこそ、すごい能力を発揮することができるのだ。

 
 つくづく「才能」というものについて考えた。
 何の才能もないかもしれない、と思ったこともある。
 また、これができるよ、と言われたのに、ティンクのように逆らって違うことばかりやっていた時期もある。
 つくづくあのとき、自分のできることに誇りを持っていれば・・・と思ってしまう。
 

 「できること」をひとつひとつ大切にしようとあらためて考えさせられた。