ひっそりと咲く花のような・・・

　「恭しき娼婦」、明日はいよいよ千秋楽です。
　私は受付等、様々な裏方をやらせていただいています。
　素晴らしい出来だということはお客様の口から、また演出から漏れ聞きます。
　演出の彩乃木さんが本番ごとに気になる点を返し稽古したり、また言ったりするのですが、その間は掃除などをしていてなかなか聞けないのが残念ではあります。
　しかし、その日の舞台の成功というものは扉の向こうからでも見えなくても伝わってくるものです。
　強い「気」「オーラ」を感じます。
　
　
　裏方としての気づかいがなかなかできず、周囲の人をいらいらさせてばかりですが、それでも今回は私個人の友達がたくさんお手伝いに来て助けてくれました。
　感謝する日々です。

　音響の田代さんに、制作現場には「目立たないけれど、その人がいないと物事が回らない」という人が必ずいる、という話を聞きました。
　私もそのような存在でありたいと考えて今回の舞台作りに参加しました。

　よく彩乃木さんからは「舞台はお客様のために」作る、という言葉を聞きます。
　それが、どれほど難しいことか。
　自分の考えるレベルよりもはるかにはるかに高いものだということが身にしみて思い知らされる日々でした。

　
　来てくださった方々、本当にありがとうございました。
　明日もまだまだ間に合います。
　よろしくお願いします。