手作りパワー

 「恭しき娼婦」で使う物のため、先日、(3度も!)日暮里に行きました。
 日暮里は繊維問屋街です。
 
 桜並木の下で、多くの人が争うように生地を探していました。
 1メートル100円から、という信じられないような安さで売られています。
 バーゲン品を探す人々よりも、もっと根源的なエネルギーにあふれていました。  
 それにしても、手作り人口がこんなに多いことに驚きです。

 
 何かを手で作るという行為は、多くのエネルギーが必要です。
 たとえば、料理を作る行為と買ってきて食べる行為では、カロリー消費率がまったく違うそうです。
 何を作ろうか、どうやって作ろうか、毎日考えるだけで、格段のカロリーを消費しているそうです。

 
 これだけの人が洋服等のために生地を探していることに、驚きと喜びを感じました。
 
 芝居もひとつひとつ手作りです。
 「恭しき娼婦」も大きなエネルギーの元で作られています。
 これだけ、カロリー消費されているのだから、面白い物ができるはず!です。