柱からつらまでは9尺です。

 「恭しき娼婦」、稽古真っ最中です。
 稽古場から見えたのは梅だったのでしょうか。
 今日はいいお天気でした。
 しかし、朝は寒いのでついつい厚着をしてしまいます。
 春服はまだ寒い。
 本当に春物の服というのはいつ着ればいいのでしょうか。


 稽古を始める前は、稽古場で舞台と同じ採寸を図ってビニールテープでしるしをつけていきます。
 この作業を「ばみり」と言います。 
 広い舞台ときっちり同じ採寸を取るのは、至難の業です。
 あれ?あっちとこっちが合わない・・・なんてことも。
 算数苦手なんだよなあ、と思いながら慣れない尺貫法と戦っています。
 舞台の場合、メートル法ではなく1尺、1間と数える尺貫法を使います。
「ここから9尺で・・・」  
 などという用語が使えるようになると、ちょっとうれしくなります。

 
 今日は「恭しき娼婦」、衝撃のラストの立ち稽古。
 戯曲を読んだときには想像もしなかったラストになりそうです。
 期待、不安、絶望、怒り、憎しみ・・・・様々な感情のエネルギーの中で生きてきた登場人物の行き着く先は、果たして。
 お楽しみに。