排除された否定を抱きしめたい
今日は稽古が休み。
部屋を片付けていると9月に上演した若手自主公演「アンダンテ」の台本が山のように出現。
「夢」とどうにもならない「現実」と苦闘した日々を思い出す。
自分の、他の人のプラスな部分もマイナスな部分も懸命に見つめて描きたかった。
世の中、プラス思考がもてはやされているが、マイナスな部分はそんなに否定されることなのだろうか。
マイナスなところこそ愛おしく、美しい。
現実がどうにもならなければならないほど、ドラマが生まれる。
そうはいっても、社会で生きていくにはプラス思考でなくてはならない。
だからこそ、そこに排除されたマイナスを真摯に見つめて、新たなドラマが作り出せればと思う。