私はなめくじ
今回の役は動きが多い。
舞台だとさらに様々な制約がつく。
しかし、最近思うのだ。
芝居において、より多くの制約があったほうが、より良い演技ができるのではないか。
自分のやりやすい演技というのは大抵観ているほうはつまらないものだ。
多くの時間を使って稽古すると、慣れきってつまらなくなってきたりもする。
もっともっと限界があるはず・・・
そう思って稽古していければいい。
今日は私の両親が京都から遠方はるばる「オセロー新人チーム」を観に来てくれる。
前回の公演より格段に面白かったようだ。
シェイクスピアに興味を持った、もう一度観たいなど大絶賛。
芝居には、私がやるまでほとんど縁のない生活をしていた両親だが、私がきっかけで観てくれるのは本当にうれしい。
身近なところからでも、一人でも多くの人に芝居の楽しさを伝えられるなんて!
ひたすら真実の心を伝えたい。
もっとうまくなりたい。
ああ!
しかし、今日も私は本番前に、とてもここには書けないような基礎的な稽古を・・・
なめくじよりも遅いスピードで、ぬるぬる進んでいます。
進んでいるよな、きっと。