豊かな生活を求めて

 次々と出来上がっていく「オセロー4人チーム」を見て、焦りを隠せない「新人チーム」。
 「4人チーム」はあっという間に出来上がってしまいそうな勢いだ。
 明日の「新人チーム」の稽古で真価が問われそうだ。

 
 今日、久々に妹から電話がかかってくる。
 妹は沖縄のさらに南の波照間島というところに住んでいる。
 私も一度だけ行ったことがあるが、本当に何もないところ。
 海と星がきれいだけど。
 しかし、下着なんかもインターネットで買わないと店がないらしい。
 本屋さんもパン屋さんもない。
 妹は島の雑貨店で働いている。

 
 そんな何もないところなんて私など耐えられない、と思うが。
 妹に言わせると、都会の満員電車のほうが耐えられないと言う。
 
 
 文化はどうなのか。
 なんでも、妹は民族楽器の笛を習得し地元の新聞にも載ったようだ。
 あれほどピアノが苦手だったのに、人間は分からないものだ。
 何もないところこそ、芸術は上達するのかも。
 東京にいるとあらゆるものにうずもれて、本当に大事なことが分からなくなってしまいそう。
 私もできる限り余計なものを捨てる努力をしたい。