ある意味体をはってます


 今日は稽古がオフだが忙しかった。
 荻窪から参宮橋へ、参宮橋から下北沢へ、下北沢から荻窪へ、荻窪から清澄白河へ、そして荻窪に戻る。
 こんなこと書いても東京の地理の分からない人にはさっぱりだ。
 世界に発信されているというのに。



 まず、ちらしの折りこみに行きました。
 折りこみちらしというのは、芝居を観にいくとよくもらえるちらしの束です。
 あの重いやつ。
 でも、こめられた思いも重い。
 まず、持っていくだけでも重い。 
 1200枚を一枚一枚、手作業で重ねていくわけです。
 これは大変な作業です。
 しかも、今日は場所が階段でした。
 ものすごく不自然な体勢で体を曲げて約二時間作業をしました。
 野口体操を三時間くらいしないとまっすぐになりません。
 一枚、一枚、それぞれの劇団が「公演に来てください!」という熱意をこめて折りこんでいきます。
 是非、ASCのちらしをどこかの劇場で見かけたら微笑んであげてください。



 その後、研究生仲間の西条結子さんの外部出演されている公演のゲネを見せてもらう。
 本当は本番が見たかったのですがどうしても稽古と重なってしまうので・・・
 「勝田村の陽気な女房たち」というシェイクスピアの「ウィンザーの陽気な女房たち」を原案にした作品です。
 熟年夫婦を主役にして、舞台も青森に移し、分かりやすく楽しいお芝居でした。
 途中照明の人の打ち合わせが聞こえたり、ゲネならではの舞台の内幕が見えたりと本番では味わえない楽しみがありました。
 途中、お客さんの笑い声が聞こえてきそうな楽しい場面がもりだくさんです。
 また、シェイクスピアの他の作品の台詞が随所に盛り込まれていて、シェイクスピア通の人もひそかに楽しめる作品です。

 
 清澄白河の深川江戸資料館で明日より公演です。
 清澄白河の駅は江戸情緒あふれる町並み。
 歩いているとなんだか懐かしい気分になります。
 

 あれあれまとめると結構充実したいいオフだったんじゃないかしら。
 洗濯はできなかったけど。