視線が絡み合う・・・
・稽古場日記
「ジュリアス・シーザー」の最初の方で、祭りの最中、シーザーとその一行が退場する場面があります。
その退場する一瞬に、様々な人の思惑がぶつかりあい、視線が絡み合い、ドラマを繰り広げます。
台詞はありません。
シェイクスピアというと台詞の多い作品だと思われている方も多いと思います。
しかし、人間同士のドラマが繰り広げられるのは、台詞のあるところだけではありません。
ごらんになる方は是非、言葉のない場面のドラマにも注目していただきたいです。
明日はいよいよ衣装合わせです。
前回の公演ではお針子さんをがんばりました。
そのときは、自分は裁縫の天才ではないかと思い、是非今後も続けようと思ったのですが、結局公演が終わってからは針に指一本触れることはありませんでした。
今度こそ・・・
・個人日記
私はアルバイトで、あるコーヒーショップで働いている。
一杯190円のボタンを押せば機械が作ってくれるコーヒーだ。
それが何をどう間違ったかシーザー役の瀬川さんに、私がすごいコーヒー通だと伝わったらしい。
私がいつも朝、稽古場のコーヒーメーカーで作っているコーヒーを飲みたいと言う。
(野口さんが家から持ってきたメーカーの分からないコーヒー豆で作ったもの)
瀬川さんがそれを飲んで一言。
「うん。これはキリマンジャロとモカと・・・が混じったいいコーヒーだね」
すごい、瀬川さん、コーヒー通!と思ったら、
「コーヒーの知っている名前を適当に並べただけだよ」
なんだ、そりゃ。
寒くなりました。
みんな暖かいコーヒーを飲んで稽古に励んでます。
ところで、アントニー役の戸谷さんに「朝と夜、毎日味噌汁を飲んだらやせる」と教えてもらったのですが、本当でしょうか?
さっそく試してみます。