今日もいすに座っています
・稽古場日記
今日も机を並べて台本の読み合わせ。
台本の解釈をしながら、読み合わせを進めていく。
13時から21時までの長丁場だ。
客演で出てくださる方も数名いらっしゃるので、今までの研究所の稽古とは違う人の台詞を聞くのはとても楽しい。
新鮮で刺激的だ。
今日はブルータスとアントニーの間に入る市民たちの台詞を、二人づつで合わせて言ったり、役に当たっている人が全員一緒に言ったりという合唱のようなことをした。
果たしてできあがりは、どうなることか。
象徴的な面白い場面になりそうだ。
そういえば、昔読んだとある台本に出演者その他100人とか書いてあったが・・・
数人でそれを表現せねばならない。
研究所の美人女優二人、野口さんと日野さんが驚きの髪形で出演するかもという噂。
まだ、内緒。
・個人日記
私は京都出身だが、アクセントが未だに直らない。
「なまっているよ」と言われると自分ではまったく分からず砂漠の中に放り出された気分になる。
もちろん、後でテープを聞くのだが・・・
一つ一つなおしていると、広大な砂漠から砂を一粒一粒確かめて砂金を探しているような感覚に襲われる。
日本語の数は膨大であまりにも範囲が広い。
ある程度の法則は勉強したことがあるが・・・
そもそも私のなまり方はほとんどの場合、関西弁ではない。
東京に来てから5年くらいたつのだが・・・
アクセント辞典はいつも一緒のお友達だ。
地元に帰って標準語で話すと、とても嫌がられるので、特別な時以外は帰らないようにしている。
なるべく実家には電話もしない。
一時期は親とFAXのみで通信していた。
あまりにもいろいろ不便だったのでこれはやめた。
関西弁の人が出ているテレビは見ない・・・のは限界があったので最近は気にしていないが・・・
こんなことでは別の方言の劇や英語劇ははるかな夢だ。
そういえば、わざと京都弁で台詞を言うと「ものすごくリアル」に聞こえると感動されたことがある。
どんな言葉でも同じ「リアル」さを出せるよう追求していきたい。
・さらに個人日記
昨日、けんけんの髪型のことを書いたら、さらに髪を切ってショートカットにしてきたのでびっくりした。
役のため?
少年っぽくてものすごく似合っている。
イメチェン大成功でうらやましい。
なんかの本で読んだが、人間はいくら変わりたいと思っても、無意識に現状維持を望む傾向があるらしい。
だから、ダイエットをしてもあるところで元に戻ってしまったりする。
しかし、髪型を変えると戻りたくても戻れない。
私も何か驚きのイメチェンがしたいなあ。