心が失敗したいから・・・?

 8月27日の朝日新聞の求人欄に香山リカさん(精神科医)のコラムが載っていた。
 私にとってはかなり衝撃的だった。
 ちょっと引用したい。
「何度やってもどうしてもうまくいかないことってありませんか。
 自分の努力が足りない、あるいは方法論が間違っていると悩むかもしれません。
 精神医学の面から見ると、実は深層心理が、それをやりたくない、やめようとメッセージを送っているのだと読み取ります」

 つまり、何度やっても失敗してしまうのは本当は、心が失敗したいと思っているから。

「頭で考えてやりたいと選んだ仕事で、もし相当な努力をしても続けられないとしたら、こっちではないよと心がサインを出しているのだと思います。失敗するのは大切なことで、方向を見つめるチャンスだと考えればいい」
 
 
 しかし、失敗だらけの私の人生・・・
 一体どこにたどりつくのだろう。
 この理論からいくと、本当はやりたくないことだらけじゃないか。
 でも、「失敗するのは大切なこと」という部分に少し救われた。