都会の異国

 コーヒーカップに虫の絵がついた喫茶店に入る。
 虫の絵といってもグロテスクなものではない。
 蝶々、昆虫等の模様が芸術的に配置されているカップだ。
 コーヒーが一杯600円だ。
(ちなみに私の働いている店では190円。)
 後に残らないすっきりとした味わい・・・
 コーヒーの味が分かるようになったら大人です。
 
 マスター(ひげのおじさん)と、常連客の品の良い格好をしたご婦人が会話をしている。
 都会の異国。
 ひどく場違いな気がして、15分くらいで退散。
 常連になるにふさわしい品を備えたいものだ。