クレオパトラ
「クレオパトラ」という映画のDVDを観る。
1934年に製作された白黒映画だ。
500円で売っていたので購入。
全体的に単調で、歴史考察も大雑把な感じがした。
しかし、時折どきっとするような台詞が出てくる。
「女は男の癒しの道具にすぎない」
ひどい。
逆だろ、なんっつって。
エジプトで王位を争っていたクレオパトラは、ローマの執政を握るシーザーに近づく。
シーザーの台詞がまたすごい。
「君の瞳の色と同じ色の花を摘んだことがある」
胸きゅん・・・
ローマに行き、彼の求婚を待つクレオパトラ、しかし、シーザーは暗殺される。
悲嘆にくれるクレオパトラは周りの人に、彼はローマの利権が目的であなたに近づいただけであなたを愛してなかった、と言われる。
ローマでシーザーの後を継ごうとするアントニー。
彼もクレオパトラの虜に。
なぜか常に犬を連れていて筋肉隆々の体育会系・・・
私の苦手なタイプだ。
クレオパトラはエジプトを救うためアントニーを暗殺するように忠告される。
そのときの忠告者の言葉がなんとも悲しい。
「愛してないんでしょう」
政治的な理由等々で男と女が近づき、互いに愛し合ってもどうしても相手を疑ってしまう。
そんな駆け引きが悲しかった。
以前住んでいた部屋の大家さんから電話がかかってきた。
「自転車置き場に自転車忘れていますよ」
あ!
以前の家は駅から徒歩20分だったので、自転車を買った。
しかし、諸事情により乗らなくなり、そのまま持っていることすら忘れていた。
今の部屋は駅から徒歩1分。
別に生活には必要ないが、自転車があるとなんだか遠くまで行けそうな気がした。
遥かな青空に向かってgo!
わくわくしながら前のアパートへ。
しかし、なんと自転車の鍵を忘れたことに気づく。
どうしようもない。
とぼとぼと歩いて帰る。(歩いて帰れる距離なんです)
翌々日、再び鍵を持って前のアパートへ。
しかし、鍵が錆びてびくともしない。
専門家に電話で問い合わすが、自分の自転車だと証明するものがないとあけてもらえない。
再びとぼとぼ歩いて帰る。
遥かな青空を目指して、小旅行に出かけられるのはいつになることやら・・・
昔、自転車で電柱にぶつかり、足から血がだらだら流れたことがあるので、ちょっと怖いけど・・・