雨の日の別れ話
彼と別れ話をした。
ものの40分ほどで終わった。
あっさりしたものだ。
とりあえず、昨日の経緯(彩乃木先生にメールを打たされ、彼を呼び出した)について話した。
彼はなぜか心の底からほっとしたようだ。
メールは私が全て本気で打っていると思ったようだった。
酔っ払いのふざけだとはまったく考えなったようだ。
ただ、なぜ「来て」とだけ打ったのか、
自分に来て欲しい理由が分からなかったので動けなかった、と言う。
また、「何時頃までいるのか?」という彼のメールに対して、
「もういい」と打ったので、今度こそ本当にどうすれば良いのか分からなくなってしまったそうだ。
なるほど。
理屈がつかないと動けないのだ。
理性的な人のようだ。
でも・・・時には本能のまま動いて欲しいよなあ・・・
彼は本番中なのにもかかわらず、寝てないと言う。
「じゃあ、昨日うちに来て、真相を確かめれば良かったじゃん」
と、私が言うと、
「こんな状態で行けるわけないじゃないか」
と言われた。
どんな状態なのか?
また、昨日行けなかった理由について、
自分は養成所の代表として舞台に立っているのだから台本を読み返したりいろいろある。
手を抜くことができない、と言う。
なんか自分が「私と仕事とどっちが大事なの?」と迫る女みたいに思えてきた。
そんなつもりはないのに・・・
「正直、私はこんなことで、別れる、別れないの話が出てくるような関係は嫌だ。そんな関係をいつまでも続けても無意味じゃないか」
と、別れ話を切り出した。
「それで、君が幸せになれるなら・・・」
え?あっさりしてるなあ・・・
いいのか?
「本当にそれでいいの?」
と、私が言うと
「良いわけないだろう」
と彼。
「でも、まあ、しばらく距離を置くか・・・」
あ、いいのか・・・
二言三言言ってもう少し、話を続けようとしたが、彼が早く帰りたがっているようだったので、切り上げるしかなくなった。
もう少しいろいろ言ってくると思ったのに・・・
明日レッスンがあるにもかかわらず、今日は徹夜を覚悟していた。
しかし、私たちの関係は40分で話がつくものだったらしい。
これがつきあった約八ヶ月の全てか・・・
むなしいなあ・・・
こんなものか!こんなものか?
なんとも割り切れない気持ちのままこうしてブログを打っている。
もっと傷つけあってもいいじゃないか。
熱い人間関係を築きたかった。
むなしいなあ。