美しすぎて

 小道具や衣装を探して町をまわったとき、感じたのは町全体が整然と整頓されすぎてきているように思った。
 美しいデザインのバッグ、布、服・・・しかし、それらは値段も高く、それ以上アレンジしようもなく、美しすぎる。
 季節柄、タートルネックの服はどんなに大きな店舗にもありませんって・・・
 そんなに、きっちりと決めなくても・・・と思ってしまう。
 そういう中には求めている物は絶対ない。

 
 小道具で使いたいと思う物のは、ある意味の雑然さと、さらにそれをどうにでもできますよ、という余裕だ。
 
 もうちょっと、ある意味での適当さ、余裕があってもいいんじゃないの?と、美しい店をたくさんまわって感じた。