山口県に行ってきました
山口県に行ってきました。
実は、大学時代の合唱団以来の長年の友人が住んでいるのです。
会うのはもう、何年ぶりでしょうか。
大学の卒業以来、長年にわたって文通をしています。
「いまどき 文通?!」
と彼女の職場の60歳の女性にまで驚かれたそうです。
お互い、80円切手では届かないくらいの長い手紙を送りあっています。
互いの近況、今、興味を持っていること、など話題はつきません。
彼女は数年前、10ほど年上の男性と結婚しています。(くまさんのぬいぐるみのような、ものすごくいい人!)
しかし、結婚してからの彼女とは「住む世界が変わった」などと感じることはまったくありませんでした。
彼女は同じように、合唱を続け、愛する郷土の山口県を案内する観光案内の仕事に就き、趣味で古文書を研究しています。
そして、何より、私と文通を続けてくれています。
一緒に「中原中也記念館」に行きました。
彼女は中原中也の大ファンで、もう記念館には5回くらい訪れているそうです。
彼女の解説を聞きながら、記念館を回るのは本当に楽しかった。
何でも中也は、詩の才能以外はまったくの駄目人間で、酒は飲む、弱いのにけんかをふっかける、友達とは迷惑なくらいべったりになり、近所に引越して相手の都合かまわず訪問したりする、という大変迷惑な人だったそうです。
そんな解説を大笑いしながら、聞いていました。
心許せる友達と他愛のないことを言い合える時間の本当に貴重なこと。
久しぶりに心ほぐれる時間を過ごしました。