何ができるか

 主演映画「モンゴル」についての浅野忠信さんの言葉。
「できないことより、何ができるかを考えていた。不安を乗り越え、自信をもらえた現場でした」
 (朝日新聞4月3日 夕刊)

 撮影現場は多言語が飛び交い、シャワーの出も悪いような過酷な環境。
 モンゴル人スタッフには「お前がハーン?イメージが違う」ときつい駄目出しを受ける。


 そんな環境を乗り越えた後に語られた言葉です。

 浅野さんのこの言葉に、私自身、今、本当に勇気をもらえました。
 
 今、「恭しき娼婦」のお手伝いをしていますが、照明など特殊技術を持っているわけではなく、裁縫や大道具も苦手。
 毎日「私に何ができるのか、稽古場にいるだけで何もしてないじゃないか」と悩む日々。

 
 しかし、この芝居に関わると決めた以上、あれもできない、これもできないと悩んでいてもしょうがないです。
 「私に何ができるか
 創造的に芝居を作る一員として、何ができるか考えよう、そう決めました。
  
 後、一週間です。
 忙しさは頂点です。
 忙しく、やることがたくさんあるのも喜びです。
 私に何かできることがあるのだから。