劇空間をうろうろする

 いよいよ「アンダンテ」メンバーが、がざびい(西荻窪)に小屋入りをした。
 みんながてきぱき動く中、なんだかうろうろしていていた。
 

 演出を担当しているので、やたらいろいろな部署の人に話しかけられる。
 自分が決めなければいけないことが本当に多く呼吸困難になりそうだ。
 どおんと構えていられればいいのだが。
 情けないことにあせるばかりだ。
 だんだん声も裏返ってくる。
 書いたのはお前だろと言われても・・・


 買い物に行った人やら、なんやらかんやらで電話も何度もかかってきて、自分も何度もした。
 一日で携帯電話の充電が終わりそうになる。

 
 劇作家の大和屋かほるさんに「作劇は多くの人を巻き込む作業」と言われた。
 本当にそうだ。
 こんなこと経験したことがない。
 プレッシャーで眠れなくなる劇作家も多いという。
 疲れ果てて眠ってしまうのはまだまだなのだろうか。
 
 
 明日も決めなければいけないことがたくさんある。
 本当にこれで大丈夫なのか・・・
 ふおおおおおお・・・・
 本当に今日はいろいろな人に助けてもらって、というかほとんどやってもらってなんとか劇空間が生み出された。
 明日から中身をちゃんとしなければ・・・