不思議空間、京都

 今日、「アンダンテ」の稽古場に京都の抹茶を使った洋菓子を持って言ったら大評判でした。
 自分が作ったわけでもないですが、京都出身の私としては誇らしい気持ちになりました。
 京都は和菓子のイメージがあるかもしれませんが、洋菓子もかなりおいしいと思います。
 抹茶は味が濃く、なんともいえずまろやか。
 
 それはともかく、この本は京都が舞台です。
 どこにでもいそうな大学生の男子が不思議なサークルに導かれ、友情に恋に思いっきり青春する話です。
 このサークルというのがなんとも・・・ 
 あんまり書いちゃいけないのかな。
 まあ、この世でない「ある生き物」?を扱って普通の競技のように大学対抗で戦うのですが、ぜんぜん怖い話ではないです。
 ありえない設定を普通に青春ドラマにしてしまっているところが、面白い。

 
 これは舞台が京都というところが、ありそう・・・と思わせます。
 とにかく、普通に歩いていてもお寺や神社がごろごろあります。
 実家の近くの神社は普段は普通ですが、夜は何か違う空気が漂っていて、どうしても中に入っていきたい気がしません。
 特に電灯もないのに、赤い光が見えます。
 神社の夜は人ではないものの時間なのでしょうか。

 ある俳優さんも、インスピレーションを受けたいときは京都に行くとおっしゃっていました。
 京都には何か不思議な空気が流れています。
 
 お菓子のせいなのか分からないですが、今日の稽古は笑いがたえないものとなりました。
 京都がインスピレーションを運んできたのでしょうか・・・?