金のオーラ、銀のオーラ

 アルバイト先で面白いなあと思うのは「アルバイト募集」の告知を見て応募してくる人は、かなりの確率で「いかにもこういう店で働いていそう・・・」と思う人が来るのだ。
 私のコーヒーショップでは店のイメージに合った「明るそう」「てきぱきしてそう」「若さあふれる外見」という人が来る。
 まあ、中には私のような例外もいるが。
 また、店長や社員はしょっちゅう本社の命令で移動があるのだが、その店長によっても、やはり店長が好みそうな人が来る。
 まじめな店長の元にはまじめな人が、明るい店長の元には明るい人が。
 ちなみに今の店長(男)になってからは、なぜか若くてさわやかな「男の子」が応募してくるように・・・
 これは・・・


 まあ、それはおいといて・・・

 
 よく「オーラ」関係の本にも書いてあるが、自分の周囲にいる人というのは、好むと好まざるとやはり自分が集めているのだ。
 客観的に友達同士、恋人同士が一緒にいるのを見ても、やはりどこか似通ったものを感じる。
 
 
 私が初めてASCや双の会の稽古を見たとき、感じたのは、あふれんばかりのエネルギーだ。
 それは指導者、演出家の彩の木さんや菊地さんから中心に渦を巻き、あふれ出ていた。
 そのつど自分にはエネルギーが足りないと反省した。
 
 
 私はエネルギッシュではない。
 指導力もなく、圧倒的な力もない。
 計画を立てるのも下手だ。
 芝居は誰よりも下手だ。
  
 
 こんな自分に、演出家として何ができるのか。
 稽古場の士気が上がらない時は間違いなく自分の責任だ。
 いつも、颯爽と登場したいのに・・・あんなざまだ。(どんなざまかはとても書けない)

 どんな芝居にしたいのか。
 私自身が体中から体現できなければ、誰が体現できるというのか。