亀の速さで

 自主公演「アンダンテ」の稽古が歩く速さで始まっている。
 
 脚本を書く人(私)がいるので、脚本を直しつつ進めていく予定。
 気になる箇所、直したい箇所には付箋をつける。
 そうすると膨大な付箋の量が・・・
 これ全部直すのか・・・
 大変だあ!
 
 

レプリークBis Vol.8 (HANKYU MOOK)

レプリークBis Vol.8 (HANKYU MOOK)

 演劇情報誌「レプリーク・ビス」はシェイクスピア特集だ。
 「お気に召すまま」に出演中の小栗旬さんはこんなことを言っている。
 「そもそもシェイクスピアも座付き役者だから、大衆に受けるものを作ってきたと思うんだよね。(中略)そうすると、この唐突な台詞はきっと、一回公演してみてちょっと違うなと思ったから書き換えたんだろうなとか、そういう裏も見えてきて」
 だから、シェイクスピアだからといって、堅苦しく考えることはないというような主旨の話だが、私は恐れ多くもこんなことを思ってしまった。
 もしかして、私は今シェイクスピアと同じ作業を今しているのかと。
 
 ひい、ごめんなさい。
 調子に乗ってます。
 私は百億年くらいシェイクスピアには及んでいません。
 
 だからこそ、こんな数の付箋に負けてはなるまい。
 さらにいいものにするために・・・
「これでいい」と思った瞬間、止まってしまっているのだ。
 きっと本番は今の脚本の百倍くらい良くなってますよ!