連動する思い、神に対する挑戦
夏公演、ASC若手自主公演「アンダンテ」のちらしの絵を、ASCに客演して頂いたこともある三浦ノンさんに描いて頂いた。
ため息の出そうな美しい絵に仕上がった。
繊細で脆く、それでいて力強い・・・
自分の書いたものが、こんなに素敵な絵になる!
かつてない感動を感じる。
作ったものが様々連動していく。
絵になり、芝居になり・・・
この喜び!
絵に負けない脚本、そして舞台に仕上げたい。
なんと三浦ノンさんは前回のASCの「オセロー」に客演して頂いている。
不思議な縁を感じる。
「オセロー」は特別に好きな作品で思い入れが深い、だからどんなものに仕上がるかとても楽しみ、とおっしゃておられた。
がんばろう。
今日は「4人チーム」の稽古の後、菊地先生の研究センター。
体を動かすレッスン、といってもリズムに合わせて飛んだり、手を上げたりするだけなのだがこれが難しい。
神に見放された運動神経の持ち主の私にとってこれほど困難なことはない。
しかし、いくら見放されていても私は結構、体を動かすことが好きだ。
学生時代の体育、たとえば校庭100周とか、腕立て伏せ100回とかそういうものを無理やり「やらされている」時は、スポーツを憎んでいた。
しかし、「やらされている」という感覚から解放された時、運動が好きになった。
汗をかいたり、筋肉痛になったりするのはたまらなく気持ちいいじゃありませんか。
私の場合、元々持ってるものが標準よりかなり低いので、なかなか成果は出ない。
思い返せば、結構ハードなこともやってきたのになあ・・・
ダンスも途中で途切れたりはしているものも、結構、長い年数やっているのだが・・・
ま、地道にやるしかないべ。
何しろこれは神に対する挑戦なのだから。
「100通りの演技を考えろ」
と菊池先生や彩乃木先生に言われる。
そうすれば、相手役がどう出てきても反応できると。
でも、本当に相手役は思いがけないことをしてくる。
私の役ビアンカは主に、キャシオー役の岩崎君としかからまない。
今日、自主稽古をして何度も固まってしまった。
短い台詞なのに出てこなかったりする。
それでもいろいろ挑戦できる自主稽古は楽しいものだ。
いや、笑っていられるのも今のうちか・・・
短い場面だが、息のあった印象的な場面にしたい。