君の瞳に乾杯!

 先日の研究センターの彩乃木先生のレッスンで「相手の目を見る」というエクササイズをやる。
 ああ、ここういうの苦手だなあ・・・とやる前から及び腰だった。
 後で「全然目が合わなかった」と言われる。
 やっぱり・・・

 私は、目が悪いまま眼鏡もコンタクトもせずに過ごしてきた期間が長い。
 なので、漠然としか人間を見ていない(らしい)。
 しかし、芝居とは、演技とは、台詞とは、すべからく「相手との関係性」だ。
 相手を見ないでどうして演技ができようか。
 つまり、私が芝居が下手なのは、目が悪いからで眼鏡もしくはコンタクトをつけた途端、「名優」に大変身する。
 ・・・はずなんだが・・・理屈から言うと・・・


 そうか・・・目が悪いせいで男も誘惑できないんだ。
 むうう・・・今までの年月、損してきたなあ。
 そういえば、写真などを見てもどこかぼおっとした力のない目をしている。
 「目力」の時代なのになんたること。

 さんざんなくしたりして、挫折しかけていたコンタクトにも再び挑戦している。
 フフフ・・・
 これで、世界が私の「目力」にひれふす日も近いだろう。