立ち稽古の前に

 昨日は研究センターがあった。



 菊地先生のレッスンで「ジュリアス・シーザー」の読み合わせ。
 演説の間に入る市民の台詞を全員で練習。
 全員の意識がひとつに集中した、白熱した読みあわせ。

 レッスンの途中で菊地先生のおっしゃった、
「ずっとしゃべっている出番の多い人は、台本に心情が全部描かれている。
 出番の少ない役の人は自分でそこを作らなければいけないから難しい」
 という言葉が印象的だった。



 内藤先生のレッスンはダンスと発声。
 ダンスはみんな少しは慣れてきたかな?!・・・
 発声「ジュリアス・シーザー」に出る人は、それぞれの台詞を聞いていただく。
 気合十分!


 その後、倉庫へ立ち稽古に必要なものを取りに行く。
 倉庫は稽古場から徒歩20分くらい。
 いや、本当にすごい雨だった。
 行く途中、水溜りを何度も踏みつけてずぶぬれになる。

 
 倉庫は畳敷きで光源は懐中電灯しかない。
 この世のものでないものが・・・
 みんなで薄暗い中、わらわらとダンボール箱をあさる。
 仮面や、赤ん坊の人形など、興味深いものがたくさん出現。
「これは・・・の劇で使った」
 と勝木さんの解説つき。
 歴代の小道具を見て、感慨深いひと時を過ごす。 
 
 
 いよいよ、明日から初めての立ち稽古が始まる。
 またまた緊張してきた。


 今日、柿を食べる。
 よく熟していて、甘く美味しかった。
 心に秋を感じる瞬間。
 大事にしたい。