われらが海の宝石、私のビアンカ
毎日「オセロー」メンバー紹介をすると言っていたのにさっそく昨日書けなかった。
菊地さんのレッスンで脳みそまで筋肉痛だったのかしら・・・
今日は是非とも新人チームのヒロイン、デズデモーナ役の日野聡子さんを紹介したい。
われらが「海の宝石」!
ビューティフル。
デズデモーナなんていう、可憐で美しく、純粋、ヒロイン中のヒロインなんて役を、堂々と演じている姿がすごい。
でも、普段の日野さんはちょっとおとぼけ。
こんな日野さんの素顔を知っているのは私だけだわ、とみんなに思わせているんだろうな・・・
ああ、罪な人。
はあ・・・今日は4人チームの鈴木麻矢さんのビアンカを見てそのかわいさ、面白さに圧倒される。
私にしかできないビアンカをと思うのだが・・・
演技がしたい、という欲求はまるっきり別の人間になりたい!という欲求があるからだ。
それが全部ではないにしろ。
しかし、実際、いざ稽古場の舞台に立ってみると、いや立たなくても「見たくなかった自分の嫌な部分」が全部まとめて出てくる。
まるっきり別の人間どころか、自分そのもの、しかも、こんな人間じゃない!と普段の生活で否定し続けてきた人格が丸見えになる。
よく、演技の勉強の最初には「自分を知ろう」と言われる。
自分を知って、自分の演じる役が自分とどの部分が違うか分析する。
自分を知らなければ、役の分析ができない。
今回の役は「人を真剣に愛する」とても素敵な役だ。
ビアンカちゃんは、とてもかわいらしい女性なんだろうなあ。
しかし、自分がやると自分のストーカー気質が前面に出て、死んでも相手の後を追い、化けて出てくるようなおどろおどろしさばかり目立つ。
はあ、私ってそんな人間。
いや、知ってたけど。
自己分析ができたところで、もっと役の解釈を深めていきたい。