ジュリアス・シーザー(仮)稽古場日誌
本日から3日間「ジュリアス・シーザー」プレリハーサルが始まる。
本格的な稽古は11月から。
台本の解釈をやっていこうというわけです。
なので、(仮)稽古場日誌。
(仮)台本を机に置いて一通り、読み合わせ。
今回の公演に参加してくださる村瀬千佳子さんも参加。
「ジュリアス・シーザー」は男ばかり出てくる劇なのに、読み合わせに参加したのは女が多い。
女8人に、男は彩乃木さんを入れても3人。
場面ごとに、役を回して読み合わせをしていると、ブルータスもシーザーもアントニーもみんな女だったりする。
稽古場でしか体験できないレアなキャストでした。
そして、いよいよ解釈に。
この人は何をしにきたのか。
なぜ、登場するのか。
この言葉の意味は?
何を考えているの?
なぜ、そう思うの?
次々と彩乃木さんの質問が飛ぶ。
戯曲を読み、読み、読み・・・
考えたり、調べたり、準備は万全だったのに・・・
ううう・・・
とんでもない思い違いをしていたり、途中で何を言っているか分からなくなったり・・・
「古代ローマ」という時代からして分からないことだらけだった。
たとえば、人物を調べると、
「カエサル(シーザー)・・・ローマのスラッブ生まれ。伯父はマリウス。16歳のとき、独裁者キンナの娘と結婚・・・(以下省略)」
え?スラッブどこ?
マリウスって有名な人?
キンナって誰?
など、など一人登場人物を調べるだけで分からないことが山のように出てきて、そこではまってしまう。
で、結局、戯曲は参考資料の底に埋もれてしまう。
駄目じゃん。本末転倒じゃん。
あああ・・・
戯曲読んで、解釈して、それからそれをどう表現するか。
ですよ、自分。
ところで、夕方4時に稽古が終わり、その後11時まで飲み会へ・・・
「ジュリアス・シーザー」の話10パーセント、違う話90パーセント・・・
でも、全部「ジュリアス・シーザー」につながっているのですよね。
きっと。